天川村にある栃尾観音堂に訪れました。
天川村にある円空仏
天川村の洞川温泉に宿泊した後、天河神社へ向かう前に、円空仏があるという栃尾観音堂へ立ち寄りました。
せっかく円空仏があると言うので見ない訳にはいきません。
このようなものは大きな美術館に集まった際に見るよりも、その土地のその環境で見た方が作品がより伝わってくると思います。
円空も大峯山で修行していたようなので、詳しい経緯は分かりませんが、この辺りの木を使い、この地域で彫り上げたのでしょう。
ならば、やはりその場所で見た方がいいのでは、と考えているので、なるべくこのようなものを知ったら当初のスケジュールに入っていなくても立ち寄るようにしているのです。
円空とは
20代の頃、美術番組で円空を知りました。
修行しながら仏様や観音様を彫り、生涯12万体も残したという凄さや、その彫りが個性的で魅了されました。
そしてその彫った仏像などが、民家など色々なところに渡されていて、各地に残っているというのがさらに印象的でした。
本当にその彫刻が人々の心に寄り添い続けたのでしょう。
栃尾観音堂
そしてここにも円空仏が残されており、大切に保管されています。
聖観音菩薩立像、大弁財天女立像、金剛童子像、護法神像の四体です。
階段から中に上がることが出来ます。
私が訪れたときには、中の電気が切れていましたが、点けてみることも出来るようです(中を撮るのは好きじゃないので中の写真はありません)。
目の前に茶屋もある模様。
ぜひこの土地の空気を感じながら、皆さんにも立ち寄って頂きたい場所です。
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