「自己肯定感の教科書」

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自信と自己肯定感がごっちゃになってしまっている私が、ふと手に取った一冊。
思春期時期に自信がない気がするなと思って以来、何となく「自信」という言葉が気になるようになった。
様々な経験を経て、「自分を信じる」という点に於いては、大分できるようになったなと感じているが、「自分を肯定する」という感覚はまだ少し足りていない。
そんなときに読んだ本だ。

自己肯定感を構成するもの

この本の中では「自己肯定感」の中に先ほどの自信「自己信頼感」が含まれていると説明されている。
それは一本の木に例えられており、「自己信頼感」は葉の部分にあたる。

「自己肯定感」は6つの感に支えられていている。

1.自尊感情・・・自分には価値があると思える感覚
2.自己受容感・・・ありのままの自分を認める感覚
3.自己効力感・・・自分にはできると思える感覚
4.自己信頼感・・・自分を信じられる感覚
5.自己決定感・・・自分で決定できるという感覚
6.自己有用感・・・自分は何かの役に立っているという感覚

この6つだと言う。

自分に足りないもの

1は木の根っこ、2は幹の部分、3は枝の部分、4は葉の部分、5は花の部分、6は実の部分で例えられていて、全てが必要であることを分かりやすく説明している。

こうやって見てみると、自分で足りないと感じていたのは、2の「自己受容感」であると思う。

他の部分に不足を感じないのは、ある時から「自分に対して自信を失うような行動はやめよう」と決意して、行動してきた経緯が大きく関わっている。
何故なら20代中盤までの私を振り返った時には、全てが足りていなかったからだ。
しかし今は2だけを足りないと感じ、他はあると思えている。

人生で重要な自己肯定感

10代後半のある日、自信(自己肯定感)は全てのことにおいて必要なことだと気付いた。
これが無いと人と関わるときも苦痛だし、行動するときも勇気が出ない。
生きにくいばかりではないか、と思い、それを育てる行動を意識して生きていた。

それは大胆な行動だけでは無く、例えば人との約束を破るというときには、その人との関係が悪くなるというより、自分が自分に自己嫌悪を抱いてしまう、そういった小さなことでも、自信を持てる方向に、自分の行動を積み重ねていこうと決心したのだ。

地道な日々の習慣の積み重ね

不足を感じる2の感情も少し足りないというだけで、決定的に欠けているとは感じていない。
少し何か結果を出そうと、それによって自分の価値を高めようと頑張り過ぎてしまうクセがあるのだ。
それでもまだ以前よりも充足している。

その地道な行動の結果、私の自尊心の木は順調に育ってきたのだ、と思うととても嬉しい気持ちになる。
本当にすくすく育った木をみるときのようだ。

今からでも高めていける

この本でも、無理をしすぎるのはまた逆効果になるが、行動によって育てていけると記載されている。

正直なところを言うと、健全な愛情で育てられた人の「自己肯定感の木」に勝るものはないのではないかとも感じるけれど、最初ひよわだった木をこんな風に育てられたんだという新たな自信や経験、感覚もかけがえのないものである。

この本を手掛かりにして、ぜひ自分の木を健やかに育ててほしい。

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