ハンドメイドサイトのメッセージ欄などを利用してメッセージが届く詐欺が横行しています。実際にどんなメッセージが届くのでしょうか?
販売者を狙った詐欺メッセージ
ハンドメイドサイトにはメッセージ機能が付いていたりします。
ご購入されたお客様とは取引メッセージのメッセージ欄で発送のご連絡などをやりとりするのですが、購入前のお客様でも質問などが出来るようにチャット欄のようなメッセージ機能が付いているサイトが多いです。
代表的なハンドメイド販売サイトであるcreemaの場合には直接メッセージは送れず、出品している作品について質問する、という形のメッセージ機能となります。
そのメッセージ機能を使って詐欺メッセージが送られてきます。
作家のメールアドレスや電話番号などを知らなくても詐欺が行なえるのでこの方法が多いのでしょうね。
送られてくるメッセージのなかに外部リンクが貼ってあるのが特徴です。
絶対にリンクをクリックしないで下さい。
そして万が一リンクをクリックしてしまった方は、絶対に個人情報などは入力しないで下さい。
実際に届いた詐欺メッセージ
minneとcreema両方から2024年の11月に詐欺メッセージが送られてきました。
一番最初はminneでその後数日経ってcreemaからも届きました。
minne
minneの場合はこんな感じです。
こんな感じのお知らせが登録しているアドレスに届くんです。
何かつい押しちゃいそうになりますよね。
青い部分のリンクを踏むと危険です。
外部詐欺サイトに飛ばされます。
事務局がメッセージ欄でお知らせを送ることは無いんですけど、何か分かりにくいです。
この1週間後にはこの「minne」さんではなく「Minne」さんからメッセージが届きました。
事務局に規制されて引っかかってアカウントが作れないので、頭文字だけ大文字にして作ったんでしょう。
この送っているアカウントのページを見てみるとよく分からないショップが作られています。
何故かいくつかお気に入り登録がしてありました。
creema
creemaからはこんなメールが届いて
minne→creema→minneの順でメッセージが届いたんですが、最初のminneのメールが気付かず、このcreemaのメールで気付きました。
そして寝ぼけ眼だったこともあり、リンクを押してしまいました。
そこには「カード認証をし直してください」と言った感じの文言と、カード番号などを入力する欄が載ってました。
もちろんそこで「おかしい」と気付き入力しませんでしたが、何かついクリックしてしまいました。
絶対押さないで下さいね。
実際にcreemaのページで見たときはこんな感じです。
上に赤文字で注意喚起がされています。
今はアカウントも停止されていることでしょう。
何故このようなことが起きるのか
手軽に遅れるメッセージ機能があることはもちろんのこと、本人確認をしないという点も起きやすい原因かなと思います。
多くのサイトではメールアドレス認証でアカウントが作れます。
メールアドレスは無料で作れるものが多いため、ダメになっても簡単にまた新しいアカウントを作ることが出来ます。
住所や氏名などを入力したとしても、免許証などと照らし合わせるシステムではないので、デタラメに書いても問題ありません。
メルカリはアカウントを作る際に電話番号認証が必要で、本人確認が取れているアカウントに「本人確認済」のバッジが付くなどといったシステムがあります。
本人確認はしないとしても、電話番号認証なら、回線を契約する際に身元確認もするので、メールアドレスに比べると新しく作ることにかなりハードルが上がります。
出来れば電話番号認証くらいはして欲しいというのが売る側の私の意見です。
詐欺に限らず変な人が複数アカウントを作って嫌がらせも出来てしまうので、簡単にアカウントが作れたりするのはあまり好ましいとは思えません。
まとめ
このような詐欺メッセージはハンドメイドサイトに限りませんが、メールではなくメッセージ機能で送られてくるというのが特徴です。
そのためうっかり押してしまうこともあるでしょう。
皆さんも気を付けて下さい。